【温泉NG？】コリン性蕁麻疹の人が気をつけるべき入浴条件

コリン性じんましん（※医学的には「コリン性蕁麻疹」とも表記されます）は、体温の上昇をきっかけに現れるじんましんで、僕自身も長年つき合ってきた症状です。

このページでは「温泉に入るとコリン性蕁麻疹は悪化するのか？」「そもそも温泉は入っていいのか？」というテーマで、僕の実体験をまじえてお話していきます。

温泉で悪化したこと、あります

僕の経験から言うと、「温泉に入ると100％悪化する」というわけではないんですが、　
やはり条件が重なるとけっこう強めに出ることが多いです。

たとえば、以下のようなときは特に要注意でした。

• 湯温が42℃以上の熱いお湯だった
• 露天風呂など、寒いところから急に入った
• 長時間入っていた
• サウナや岩盤浴とセットで入った

このような環境では、体温の急上昇や自律神経の乱れが起きやすく、コリン性蕁麻疹の症状が強く出ることがあります。

入るなら「ぬるめ・短時間・ゆっくり」が鉄則

とはいえ、温泉すべてがNGというわけではありません。

僕は今でも、体調のいいときはぬるめの温泉に短時間だけ入って、リラックス目的で楽しんでいます。

その際に心がけているのは、以下のポイントです：

• 湯温は38〜40℃くらいのぬるめを選ぶ
• 5〜10分以内で出る（無理はしない）
• 入る前後に水分をしっかりとる
• 心拍が上がりすぎたらすぐ出る
• 湯上がりは急に冷やさず、保温して休む

要は、「体に無理をさせないこと」が一番大切。

とくに冬場など、温泉で温まったあとに急に外気に当たるのは自律神経を乱しやすいので、ストールや羽織ものでの保温は必須です。

コリン性蕁麻疹の人にとっての温泉の意味

正直に言えば、僕も昔は「温泉なんて無理だろ…」とあきらめていました。
でも、体の状態や心の余裕が整ってくると、「無理をしない範囲で楽しむこと」もできるようになってきます。

大事なのは、症状が出る＝悪化と決めつけず、「少しずつ様子を見ながら試してみる」という気持ちで向き合うこと。

症状が落ち着いてきた方、ストレスの少ない日常を過ごせている方は、ぜひ“無理のない温泉”を楽しむ選択肢も検討してみてくださいね。