【誤診注意】発疹なしでも油断禁物！コリン性じんましんの見逃しパターン

コリン性じんましん（※医学的には「コリン性蕁麻疹」とも表記されます）とは？

体温上昇や発汗によって、皮膚に刺激感や不快感が現れる「コリン性じんましん」。

通常の蕁麻疹とは異なり、赤い膨疹（ぷくっとした発疹）が出ないケースも多く、症状に気づきにくいのが特徴です。

今回は、「蕁麻疹が出ないのにチクチク・ゾワゾワする」「皮膚に何も出てないのに、すごく不快」というケースについて、僕の体験をもとに解説していきます。

蕁麻疹が出ないコリン性じんましんとは？

僕自身、最初に「ん？」と違和感を覚えたのは、お風呂上がりや外出中に感じるチクチクした刺激でした。

皮膚を見ても何もないのに、内側から針で刺されるような感覚があって、「気のせいかな？」と思う日々が続いたんです。

結局それが、コリン性蕁麻疹の“発疹の出ないタイプ”だったとわかったのは、かなり後になってからでした。

なぜ発疹が出ないのか？

コリン性蕁麻疹は、ヒスタミンの放出があっても表皮にまで炎症が達しないことがあり、「見た目に出ない」ケースもあります。

また、自律神経の乱れによって皮膚感覚だけが鋭敏になっている場合、発疹がないのに刺激感だけ強く出ることも。

このため、皮膚に何も症状がないからといって「異常なし」と片づけられてしまうことがあるのが、この症状のつらいところです。

症状を軽視しないために

発疹が見えないと、家族や医師から「気のせいじゃない？」と言われることもありますが、あなたが感じている不快感は“確かにある”ものです。

僕も「見た目に出てないから伝わらない」ことで、何度も悔しい思いをしました。

だからこそ、自分で「これは体からのSOSだ」と受け止めて、生活の見直しやストレスケアを始めていくことがとても大切だと感じています。

僕が意識してきた対策

• 朝の白湯・ストレッチで自律神経を整える
• 刺激物（カフェイン・アルコール）を減らす
• 湯船に浸かって体温調節に慣れる
• スマホや情報から一旦距離を取る時間を持つ

など、日常的な「体と心を整える習慣」が、発疹のないタイプにもじわじわ効いてきました。

まとめ：見た目じゃない、“感覚のつらさ”に気づいて

• コリン性じんましんは、発疹が出ないタイプもある
• チクチク・ゾワゾワ感は確かに実在する症状
• 自分のつらさを軽視せず、セルフケアから始めてみよう

誰かに伝わらなくても、あなたがつらいと感じているなら、それはちゃんと「症状」です。

ひとつずつ、あなたのペースでラクになっていけば大丈夫。