【知らずに悪化させる前に】コリン性蕁麻疹×お風呂の注意点とベスト習慣

コリン性蕁麻疹と入浴の関係｜気持ちよさが“つらさ”になる前に

コリン性じんましん（※医学的には「コリン性蕁麻疹」とも表記されます）は、
“汗をかくと発疹が出る”という性質があるため、
入浴後に症状が悪化するという方も少なくありません。

僕自身も、お風呂が好きだったのに、
ある時期から「入浴＝怖いもの」になってしまった経験があります。

今回は、コリン性蕁麻疹と入浴の関係について、
症状が出やすいパターンや、悪化を防ぐための入浴法をご紹介します。

なぜ入浴で症状が出るのか？

ポイントは、**“体温の急上昇”と“汗をかくこと”**にあります。

• 熱いお風呂に入ることで体温が一気に上がる
• 汗腺が刺激されて、発疹やかゆみが誘発される
• 湯上がりの“ほてり”でヒリヒリ感が残る

特に40℃以上のお湯・長風呂は、
コリン性蕁麻疹の方には大きな負担になることがあります。

僕がやって効果を感じた“入浴ルール”

実体験から、「これを守るとラクになる」と感じた入浴法をシェアします。

① 温度は38℃前後、10分以内を目安に

• 熱くしすぎない／長く入りすぎない
• 少し物足りないくらいがベスト

② 入浴前に部屋を暖めて“寒暖差”を減らす

• 外気温との差があると、急激な体温上昇が起きやすい

③ 湯上がり後は、保湿＆冷却をセットで

• タオルで軽く拭いたあと、すぐに保湿
• そのあと冷たいタオルで首や背中をクールダウン

この3ステップで、湯上がりのチクチクがかなり緩和されました。

入浴中に症状が出てしまったら？

万が一、お風呂の中でかゆみ・発疹が出てしまったときは、
無理をせず、

• すぐに湯船から出て冷水で手足を冷やす
• 湯上がり後も部屋を涼しく保つ
• 可能であれば、抗ヒスタミン薬を飲んで様子を見る

“我慢して入り続ける”ことは逆効果になるので、
「今日はシャワーだけにしよう」と判断することも大切です。

僕が取り入れた入浴以外の“あたため習慣”

お風呂がつらい時期は、

• 足湯でじんわり温まる
• 蒸しタオルで首〜肩を温める
• 温かい飲み物（白湯など）で内側からあたためる

こういった“部分的な温め”を活用して、
体調を整えるようにしていました。

まとめ：「気持ちいい入浴」がつらさに変わらないように

• コリン性蕁麻疹は入浴時の体温上昇で症状が出やすい
• ぬるめ×短め×クールダウンが基本
• 無理せず、自分に合ったスタイルでOK
• お風呂に代わる“あたため習慣”も活用を

お風呂は本来、心と体をゆるめる時間です。

「入りたいけどつらい…」と悩んでいる方は、
**“気持ちよく終われる入浴の工夫”**をぜひ取り入れてみてくださいね。